大腿骨頭壊死は骨盤と下肢とをつなぐ関節である股関節の病気で大腿骨の頭(骨頭)の一部が、または全部死んでしまうことです。これは大腿骨の頭に栄養を供給する血液の流れが悪くなったために起こります。例えば人の頭ならば首をしめられたような状態になります。大腿骨壊死症になった原因が明らかにないものが特発性大腿骨頭壊死症といいます。同じ大腿骨壊死でもある程度原因が分かっているものでいえばアルコール飲料の多くの飲むのことが原因のアルコール性大腿骨頭壊死と副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)の使用が原因と考えられるものはステロイド性大腿骨頭壊死などと呼びます。20~50歳代と比較的若い人に起こることが多い病気なので労働能力・日常生活能力を著しく低下させます。症状の多くは急激におこる股関節の痛みで始まります。起き上がるときや歩行の股関節痛と股関節を内側にひねると痛みを感じ、動きに制限があるのが特徴です。その中には股関節周辺だけの痛みだけでなく腰痛、膝部痛、殿部痛など坐骨神経痛のような痛みが起こることもあります。坐骨神経痛の場合は動かなくても神経の圧迫が持続的にあります。坐骨神経だと思っていても大腿骨骨頭壊死症が影にかくれているかもしれません。自己判断せずに専門家へ受診することをお勧めします。